お客様の声やキャンピングカーで泊る場所・観光地の情報
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タグ「道の駅おくとろ」を含む投稿[1件]
No.87
by admin. ⌚2017年5月26日(金) 11:29:52〔7年以上前〕 お客様の声,車中泊場所,道の駅,近畿 <2873文字> 編集
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東京都O様 大人2名でZILをご利用頂きました。
一日目
夜からレンタルでスタート。
今回は長距離を走る為、走行性に優れたZILをレンタルしました。
予想通りの足回り、夜の新東名高速道を快適に走行し、予定通りの時間に遠州森町PAに到着。
途中のSAで購入したお弁当で遅い夕食を済まして就寝。
遠州高森PAはネットの情報通り、大型車と普通車の駐車場が建屋を挟んで分離している為、アイドリングの音も殆ど気にならず熟睡出来ました。
二日目
ひばりの声で目覚めてシェードを開けると、実に美しい朝焼け。
PA併設の公園沿いに止めたZILの大きな窓を開け放ち、淹れたてのコーヒーを味わいつつパンで軽い朝食…これぞキャンピングカーの醍醐味だなぁ…。
二日目の目的は伊勢神宮。先ずは外宮・そして内宮。平日なのに結構参拝客が多く、それぞれの社の前に行列が出来ていたのには驚きました。
内宮のA駐車場は平日なのに30分待ちとの事。B駐車場は空いているがB1~4までは精算機の上部が低くキャンピングカーでは無理!
五十鈴川の河原にあるB5駐車場を利用しました。B5駐車場突き当りの橋の下は「おかげ横丁」のすぐ近くで、以外と便利、お勧めです。
ただB5駐車場の2つの出口のうち、内宮に近い出口の上には木の枝が張り出しているので、出庫の際には遠い方の出口からどうぞ。
伊勢神宮の後は二見ヶ浦の夫婦岩を鑑賞、いよいよ熊野古道方面へ。
二泊目の夜は紀勢自動車道「紀北PA」で車中泊しました。このPAは2年前に出来たばかりで、駐車場も本線から少し離れていてとても静か。車中泊にはうってつけです。
三日目
今日の目的は那智の滝経由で熊野本宮方面へ。
伊勢自動車道を降りたところで「世界遺産 鬼ヶ城」という看板を見かけてちょっと寄り道…これがまた素晴らしい絶景でした。
海岸沿いの絶壁に人ひとり通れる程度の道が付いており、向こう側まで渡り切れるかハラハラしながらチャレンジ。
1時間近くかけて景色を堪能しながら渡り切りましたが、少しでも海が荒れていたら絶対無理なコース。
とても同じ道を帰る気にはならず、旧道のトンネルを通って駐車場に戻ることにしました。
途中、地元のおばあちゃんに「どこから来たの」「東京」「そりゃまたえらく遠くから来ましたなぁ…」「三日かかりました。」「そりゃそうじゃろ。」なんて会話しながらなんとか駐車場までたどり着き、昼食。これから那智の滝まで熊野古道を歩くのに体力使いすぎたかなぁ…。
那智の滝では大門坂駐車場に車を停め、熊野古道の階段をひたすら上へ…
先程の鬼ヶ城といい、大門坂からの熊野古道といい、平日だからか歩いている人は殆どいません。
那智大社までたどり着いてスマートフォンを確認したら、登った階数75階相当!
那智の滝を堪能した後は今夜の宿泊地、北山村の「道の駅 おくとろ」へ…。ところがこれが道の選択を間違えて大変な酷道(国道)を通る羽目に…
一台通るのがやっと、とれもすれ違い出来ないような道幅が延々と続く山道をハラハラしながら走って行くと突然目の前に千枚田が…。
偶然たどり着いたのは日本一の棚田風景とも言われている丸山千枚田。
夕暮れの千枚田はとても綺麗でしたけど、キャンピングカーで行くのはお勧めしません。もっとちゃんと道を下調べしておけばよかった…ああこわかった。
「道の駅 おくとろ」は温泉もあり、予想以上に美味しいバイキングもあって最高でした。蛙の声を聴きつつぐっすり…
四日目
朝は鳥の声を聴きながらZILでモーニング。実に清々しい朝です。
軽く散策した後は「道の駅 おくとろ」を出発して熊野本宮大社へ。
先ずは明治時代まで熊野本宮があった「大斎原」にお参りし、バスで発心王子へ。
バスはガイド付きのツアーで結構混んでいました。ツアーの皆さんはちゃんとしたハイキングスタイルで来ているけど、僕らは散策スタイル…大丈夫かなぁ…
ツアーのガイドが発心王子で説明しているうちに、僕らは先行スタート。
里山と森の中を通る道を独り占め(二人占め)しつつご機嫌に「熊野古道 中辺路」を楽しみました。
蘇生の森は木漏れ日の中にシダが揺れ、本当に癒されました。
昼には熊野本宮に到着、2時間強の道のりでした。
熊野本宮からは龍神スカイラインを抜け高野山へ。高野山では宿坊に泊まり、精進料理を堪能しました。
五日目
宿坊を出てキャンピングカーは中の橋駐車場へ。大きなキャンピングカーを止めるのには格好な駐車場でした。
中の橋からはタクシーで大門へ行き、高野山散策をスタート。
平日で朝早かった為か歩いている人もまばらで、清新な気の中で一つ一つの寺院・仏像、そして街並みを堪能しました。
やはり1200年の歴史の街はすごい…とあちらこちらで感銘しつつ、奥之院にたどり着くと午後3時を廻っていました。
翌日は三輪山登拝の為、奈良の「道の駅 宇陀路大宇陀」へ向かいます。
車中泊予定地の近くで立ち寄った「大宇陀温泉 あきののゆ」の静かな環境がすっかり気に入り、受付の方に相談すると「車中泊OKとは言えませんが目をつぶりましょう」との事。
夜は久し振りに満天の星空と天の川を堪能しました。
六日目
鳥の囀りの中で朝のコーヒーを飲んでいると、目の前を走っていくのは野生のシカ!さすが奈良県…と変に感動しながら本日の目的地の三輪山へ。
大神神社の駐車場に車を停め、いざ御神体の三輪山登拝へ。
神社の標高は80m。三輪山山頂の標高は467m、標高差は実に387m。そこを1時間程度で登拝し、また神社まで降りてくるのですから、考えてみればなかなかのもの。
スマートフォンに表示された登った階数は実に101階、スカイツリーの第一展望台まで往復した感じでしょうか…
御神体ということもあり、平然と裸足で登って来る人がいるのには驚きました。
その後、元伊勢と言われている桧原神社まで山の辺の道を往復し、昼食はお決まりの「三輪そうめん」。疲れた体にしみるなぁ…
午後はどうせここまで来たのだから…と石舞台古墳や高松塚古墳を巡り、刈谷ハイウエイオアシスで車中泊。
土曜の夜という事もあり結構周りは騒がしかったようですが、疲れ果てて爆睡です。
七日目
今日はひたすら東京へ向かいます。
沼津サービスエリアで海鮮丼に舌鼓をうちつつ、練馬に到着したのは午後3時過ぎ。
七日間の走行距離は1553キロ。よく走り、よく歩いた旅でした。
次回は滞在型のキャンピングカー旅行を企画しようと思いつつ、ZILに暫しの別れを告げました。
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